ようやくこの記事をかける日が来ました!
10年前に自作したPCをコスパ重視でアップグレードしてみた!ということで,前回の記事で10年前に自作したPCの構成を紹介しました。

その自作PCを10年ぶりにアップグレードさせたので構成パーツの紹介や選定理由について書きたいと思います。
Contents
構成パーツの紹介
構成パーツは以下の通りです。
項目 | 型式 | 購入価格 (購入先) | 備考 |
CPU | Intel Corei5-9400F 6コア/6スレッド,2.9GHz/4.1GHz | ¥17,800 (ドスパラ) | |
マザーボード | ASRock B365 Phantom Gaming 4 | ¥11,400 (ドスパラ) | |
メモリー | Corsair CMK16GX4M2A2666C16 DDR4-2666,8GB×2 | ¥8218 (Amazon) | |
ストレージ | Crucial MX500 500GB | \0 | 旧ノートPCから流用 |
グラフィックボード | ZOTAC GTX 1660 SUPER TWIN ZT-T16620F-10L | ¥30,000 (ヨドバシ) | ポイント利用 |
電源ユニット | ANTEC NeoECO Classic NE550C | ポイント利用 | |
合計 | ¥67,418 |
目標仕様はFF15,モンハンが快適にプレイできるレベルとしています。これまでにいろいろ検討しましたが,結果的にこの組み合わせにしました。理由は,
- 最低限のパフォーマンス
- 将来的なmini-ITXケース(二号機)にお金を使いたい
という2点を重視して選定しました。購入価格も7万円以下で済みましたしまずまずでしょう。
それではパーツ選定理由について説明していきます。
CPU
CPUはIntel Corei5-9400Fにしました。当初Corei5-9600KFにする予定でしたが最終的に9400Fにしたのは,コスパが良かったからです。FF15で快適(高品質)にプレイするのであればCorei5-9600KFで十分な結果がでると予想されます。ただその快適スコアも6500前後が妥当なラインで,6000~6500はそこまでプレイに影響が出るほどの差はないのではと考えました。
そうなるとスコア6000をちょい超えるくらいの性能があれば十分じゃないか?と考えた結果,グラボの性能が十分に出せるレベルのCPUを選ぼうということでこのCorei5-9400Fにしました。Fシリーズなので内蔵グラフィックが無い分安価ですしね。
マザーボード
マザーボードはASRockのB365 Phantom Gaming 4にしました。オーバークロックするつもりはなかったので,Z390ではなくB365シリーズにしました。またこの機種の良いところはCPUへの電源供給を安定化させるVRMフェーズが8個搭載されており(CPUのスペック的に6個以上が目安,6コアなら8個は欲しい),またM.2 SSD用にヒートシンクが付いています。
名前の通りゲーミング用途に特化した仕様になっているので1万ちょいの値段の割に搭載されている機能が充実している印象を受けました。個人的にはコスパがいいと判断しました。
メモリー・ストレージ
メモリーは売れ筋ランキングで高かったCorsairの8GB×2の16GB(DR4-2666)にしました。最低限16GB必要だと思っていたので16GBにしています。そこまで動画編集ガンガンするわけでもないので背伸びはしませんでした。Amazonでセールになってたタイミングで購入できたので良かったです。
ストレージはとりいそぎ旧ノートPCで使用しているOS入りのCrucialのSSDを実装することにしました。将来的にはM.2 SSDにクローニングして換装したいなと思います。このストレージの値段を削れたのは大きかったと思っています。
グラフィックボード
グラボの選定にあたり,サイズに制限がありました。ケースがAntecのSOLOという10年前のケースを使ってまして,そのケースに収納できるサイズとなると250mm以下でないと入らないという問題がありました。そこで今まで使用していたグラボが229mmだったので,それよりも短いグラボを選びたいと思っていました。調べてみるとMSIのAEROシリーズも良かったのですが,ファンが2個付いてて冷却性能が高く,かつ安価なZOTACのものにしました。
当初の予定ではGTX 1660Tiを選ぼうと思っていましたが,GTX 1660 SUPERも意外と性能で負けておらず,GTX 1660 SUPERでも十分FF15を快適にプレイできるということがわかったので,コスパ重視でGTX 1660 SUPERを購入しました。
電源ユニット
電源の容量は簡易的に計算して550Wあれば十分そうだったので,割とすぐに決めることができました。600W以上にして将来的なアップグレードに備えようかとも思いましたが,そんな頻繁にアップグレードしないだろうと(5~6年は確実にこれを使う)。そうなると一先ず今のスペックで十分に動かせる容量があればいいと判断しました。電源も5~6年も使えばそれなりに劣化すると思いますし,次アップグレードするときはまた時代遅れなスペックになったときだろうしと思うと550Wがコスパ的にちょうどいいのではないかと思います。
グレードもGOLDではなくBRONZEにしてコストダウンさせました。小型PCなら効率も気にしないと発熱問題が発生してしまいますが,ミドルタワーケースなのでBRONZEレベルの変換効率で十分だろうという思いで選定しました。
ベンチマーク結果
PCの性能を測るためいくつかベンチマークを実施しました。
CINEBENCH R20
PCのレンダリング処理性能を測定するCINEBENCH R20 で性能を確認したところ,2278というスコアでした。現在使用しているLatitude3510のスコアが1121だったので2倍の性能が出ていることが確認できました。計測時間もLatitude3510が4分30秒だったのに対して,今回の新自作PCは2分15秒になってました。(単純にノーパソと比較することはできませんが,普段使いのPCとゲーミング用途という違いで見てください)
アップグレード後のCINEBENCH結果
3D Mark
グラフィックスの描画パフォーマンスをベンチマークしました。Time Spyでの結果としてはトータルスコア5815という結果でした。ちなみにCloud Gateという標準PC用のベンチマークも実施た結果トータルスコアは28529という結果でした。
アップグレード後の3D Mark(Time Spy)結果
アップグレード後の3D Mark(Cloud Gate)結果
FFXV
そして,今回の目的でもあるFF15を高品質画質で快適プレイできるかを確認するためにベンチマークソフトを実行しました。結果は目標通り6233でずばり『快適』となりました。よかったよかった。ちなみにベンチマークの様子を録画しながらだと5951と『やや快適』という結果になりました。
FFXVベンチマーク結果(録画無し)
FFXVベンチマーク(録画あり)
最後に
これまでにいろいろパーツ検討してきましたが,Corei5-9400FとGTX1660 SUPERという組み合わせで無事に目標のスコアを出すころができました。目標を達成するためにぎりぎりのラインを攻めることでパーツ代を抑えることができました。
やはりパーツ選びは身の丈に合った選定が良いということが確認できました。今回自作したことで今後5~6年は使用することになると思います。みなさんも同じようなスペックでPCを製作する場合はぜひ参考にしてみてください。
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