FF15とモンスターハンターワールドを快適にプレイするという目標の元,様々なパーツを見てきました。どのパーツがどのくらいのスペックでどのくらいの価格なのか,そしてどのパーツがコスパが良いのかわかってきましたので,今回はそのなかから10万円前後でPCを自作するときにおすすめしたパーツを選んでみましたので紹介します。
本記事ではATXサイズ(244×305mm)のマザーボードを使ったPCを対象にしています。
Contents
おすすめパーツ
コロナ対策の給付金10万円もらったので,10万円以下でコスパ重視のマシンと10万円は超えるけどこだわりのパーツで揃えたマシンの2機種について紹介します。おすすめパーツは以下の通りです。
コスパ重視マシン | こだわりマシン | |
OS | Windows10 Home パッケージ版 ¥17,527 | |
CPU | Ryzen5 3600 ¥23,824 | Corei5-9600KF ¥22,850 |
マザーボード | ASRock B450 Pro4 ¥9,440 | GIGABYTE Z390 AORUS ELITE ¥16,980 |
メモリー | ADATA AD4U266638G19-D(8GB×2) ¥6,980 | Corsair CMK16GX4M2666C16(8GB×2) ¥8,212 |
ストレージ | Crucial MX500,SSD 500GB | Western Digital WD Blue SN550 NVMe WDS500G2B0C,M.2 SSD 500GB |
グラフィックボード | GTX1660 SUPER ZOTAC ZT-T166020F-10L ¥25,965 | GTX1660 Ti MSI GTX1660 Ti AERO ITX 6G OC ¥29,957 |
電源 | ANTEC NeoEco classic NE550C ¥5,809 | ANTEC NeoEco NE550G ¥8,980 |
CPUクーラー | AMD Wraith Stealth cooler(AMD付属品) | サイズ 虎徹MarkⅡ SCKTT-2000 ¥3,608 |
価格 | ¥97,120 | ¥116,560 |
FF15ベンチマーク推定 (FHD,高品質) | スコア 6500程度 快適 |
※価格は2020年6月30日時点のものです。
次は各マシンで選んだパーツのなかからいくつかピックアップして特徴を紹介します。
10万円以下のコスパ重視マシン
CPUについて
CPUに選んだRyzen5 3600は6コア12スレッドでベースクロック3.6GHz(最大4.2GHz),TDP65Wというスペックで性能はIntel Corei7-9700Kよりも上というものなんです。それでいて23,825円という低価格なので,コスパはかなりいいCPUです。
自分のブログではあまりAMD製品を紹介していませんが,昨年登場した第3世代CPUはIntelに追いつき追い越すほどのスペックになって自作PC業界ではAMDの注目度が一気に高まっているという実態があります。自分もAMD製CPUには注目していて小型PCつくる際は使ってみたいなと思っています。
マザーボードについて
調べてわかったのですが,Intel製CPU対応のものよりもAMD製CPUに対応したマザーボードの方が同じシリーズでも安いみたいです。(理由までは調べていません)個人的にゲーミングPCはCPUとグラフィックボードが重要なパーツでほかのパーツは言い方はありますがケチってもいいと思ってますので,売れ筋の低価格なもので構わないということで,ASRockのB450 Rro4を選びました。
メモリー,ストレージについて
メモリー,ストレージもコストを抑えたいので売れ筋かつ低価格で選定しました。SSDはSATAタイプですが,HDDよりはだいぶ起動やファイル転送も速くなるのでぜひOSをSSDに入れて使ってみてください。
グラフィックボードについて
グラボは個人的コスパ最強だと思っているGTX1660 SUPERで売れ筋1位のものを選定しました。このGTX1660 SUPERは上位機種であるGTX1660 Tiに匹敵する性能を持っています。ゲームによっては1660 SUPERの方がベンチマーク結果が良いこともあるほど優秀な機種です。コスパを重視するならば選ばない手はないでしょう。
12万円以下のこだわりマシン
CPUについて
こだわりマシンのCPUはIntel Corei5-9600KFを選びました。スペックは6コア/6スレッドでベースクロック3.7GHz(最大4.6GHz)となっており,TDP95Wというものです。
Intel製CPUの強みは1コア当たりの性能が高いということもあり,ゲーミングPCに向いているという点ではAMDの1コア当たりの性能よりも優位だと言われています。そして低価格な製品ということでこちらの製品を選んでいます。
マザーボードについて
GIGABYTE Z390 AORUS ELITE (公式サイトより)
マザーボードは完全に見た目重視で,自分の好みで選びました。このGIGABYTE Z390 AORUS ELITE は見た目だけでなく,VRMフェーズ数というCPUへの電圧安定供給するための部品が12+1個準備されており,オーバークロック時に効果を発揮する仕様になっています。このVRMフェーズ数が12もある機種はこのAORUS ELITEくらいでそういう点でもおすすめです。CPUがCorei5-9600KFということでオーバークロックが可能なので,こういった仕様は注意してみておきましょう。
ストレージについて
なんと言ってもM.2(2280)タイプのSSDでしょう。このM.2タイプはSATA接続ではなく,PCI Expressという高速通信の規格で接続されるためOSやファイル転送が爆速で上がります。SATA接続に比べると1桁上がる印象です。快適にPCを使いたいのでれば搭載したいですね。
グラフィックボードについて
グラボはGTX1660 Tiにしました。10万円前後のPCを作る場合GTX1660 SUPERもしくはGTX1660 Tiくらいになります。お金があればいくらでも高スペックなPCが作れますが,そこをどうにか抑えて希望のスペックに落ち着かせるかが自作PCのいいところだと思っています。余裕があればさらに上位のRTX2060シリーズを選ぶというのもありますが,15万円近くなります。
さらに今回選んだMSIの製品は基板長さが178mmと非常に短く,小型のケースにも搭載可能なところがポイントです。さらにファンも1個ですが十分な冷却性能を持っているというところも評価して選定しています。部品が増えるということは故障原因も増えるということなので極力部品点数は少ないほうがいいと思っています。
電源について
電源は電力変換効率が約90%程度であるグレードでいうと80PLUS GOLDのものから選びました。変換効率はPCの消費電力に影響しますので,変換効率が高いとロスが小さい=発熱が小さいということにつながるのでグレードの高いものを選びました。またAntecのNeoEco NE550Gには日本製の部品が搭載されているということなので,部品の信頼性が高いという点においても優秀だと思います。
最後に
今回2種類のコンセプトで紹介してみました。この記事を書いてて思ったのが,2つのマシンのいいとこどりで組んでも面白いのかなと思いました。先ほども書きましたが,お金があればとことんこだわったPCが作れますのでそこは自分のお財布と相談してください。
また今回,ケースは価格に入れておりません。ケースは自分の好みに合わせて選んでください。
これから給付金10万円を元手にPCを作ろうと思っている方に参考になれば幸いです。
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