前回のグラフィックボード選定いかがだったでしょうか。さて今回は電源を選定します。

目標スペックについておさらいです。↓
目標 | FF15ベンチマークスコア:快適(6000~8999) | 備考 |
OS | Windows10 Home 64bit | |
CPU | 3.4GHz以上 | Core i5-9600K Core i5-9600KF |
グラフィック ボード | GTX 1660 Super | 確実に60fps出したいのでGTX 1660 SUPER以上は欲しい |
メモリ | 16GB(PC4-21300) | 8GB×2枚 |
ストレージ | 256GB~512GB | M.2もしくはSATA SSD |
電源 | 550~650W(80PLUS Bronze以上) | |
目標価格 | 12万円以下 |
電源については細かいことを言い出したらキリがないので、簡単な範囲でいつものように初心者向けに説明していきたいと思います。
Contents
ワット数の目安
超簡単に消費電力の目安を計算する方法があります。以下の式を計算してみましょう。
消費電力(目安)=(CPUのTDP+グラフィックボードのTDP)×2 (例)Corei5-9600KF、GTX 1660 Tiを搭載する場合、 よって、500Wあれば十分という計算になります。 |
実際はメモリ、マザーボード、SSD/HDD、光学ドライブなど他のパーツもあるので上の例の①×1.3~1.5(559W~645W)で見積もれば十分でしょう。
ピンの種類
電源が供給するパーツとしては大きく5つあります。CPU、マザーボード、グラフィックボード、ストレージ、ファンです。パーツの数を増やさない限りはどの電源ユニットも同じような出力端子を設けていると思いますので、あまり神経質にならず単純にワット数で決めていいと思います。
ピン名 | 用途 |
ATX/EPS 12V(8ピン) | マザーボード(CPU) |
ATX20/24ピン | マザーボード |
PCI Express (8ピン) | グラフィックボード |
Serial ATA | 光学ドライブ、SSD/HDD |
ペリフェラル(4ピン) | ケースファン、周辺機器 |
変換効率について
電源には変換効率があります。変換効率が悪いと消費電力が無駄に高くなり、またPCの発熱の原因にもなってしまいます。一般的に『80 PLUS』というロゴがついています。これは既定の負荷をかけた際に一定以上の変換効率を達成した電源ユニットに対して、米国の企業が認定したことを表しています。グレードは大きく6段階に分類されています。変換効率が低いものから順に、80 PLUS、BRONZE、SILVER、GOLD、PLATUNUM、TITANIUMとなります。ちなみに変換効率の高い製品の方が変換効率の低いものよりも当然高価になります。
グレード | 負荷10% | 負荷20% | 負荷50% | 負荷100% |
80 PLUS | - | 80% | 80% | 80% |
BRONZE | - | 82% | 85% | 82% |
SILVER | - | 85% | 88% | 85% |
GOLD | - | 87% | 90% | 87% |
PLATINUM | - | 90% | 92% | 89% |
TITANIUM | 90% | 92% | 94% | 90% |
コスト重視ならBRONZEで十分です。発熱や寿命を考慮するなら最低でもGOLD以上を選びたいですね。
結論
電源ユニット選定まとめ
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ちなみに自分が選定するなら以下の製品です。こちらの日本製の部品が使用されている信頼性の高い電源ユニットを選びました。
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