当時の部長から薦められた本で自分にとっての座右の書でもあるこの1冊を紹介します。
書籍名 | 自助論 |
著者 | サミュエル・スマイルズ |
出版社 | 三笠書房 |
読了日 | 2015/7/15 |
当時ある試作品の設計を任された時に思い悩んでいた時に,部長から読んでみろと言われて一気に読んだ一冊です。こつこつ努力することが大事だとあらためて実感しました。
「天は自ら助くるものを助く」最終的には自分のために自分を大事に,己を信じて誠実にものごとを進めれば,天は必ず味方してくれる。行動して困難にぶつかることが人を成長させ,成功への近道である。
定期的にこの書を振り返って自分に言い聞かせたいなと思います。
Contents
天は自ら助くるものを助く
人間は読書ではなく労働によって自己を完成させる
人間を向上させるのは文学ではなく生活であり,学問ではなく行動であり,そして伝記ではなくその人の人間性
立派な人間性を持った人物は,自助の精神や目的へ邁進する忍耐力,目指す仕事をやり抜こうとする気力,そして終生変わらぬ誠実さを兼ね備えている。
骨身を惜しまず学び働く以外に,自分を磨き,知性を向上させ,ビジネスに成功する道はない
人生には,足を止めて休んでいる時間などありません。他人からの援助と自らのいっそうの精進は共に欠かせないもの
幸運も常に勤勉な人間の肩を持つ
奮励努力しようとする意欲の事を天才
随筆家ジョン・フォスターによれば,「天才とは人間の内なる情熱の炎を燃え立たせる力である」という。
イタリアのことわざ通り,「ゆっくり歩む者の方が,息長く遠いところまで進んでいける」
人間をつくるのは,安楽ではなく努力--便利さではなくて困難である
人間の成長はひとえに困難と闘おうとする意志の力,すなわち努力いかんにかかっている。
パワーワードだらけ!
自分は高校時代に挫折を経験して依頼(詳しくは【読書】これからの働き方のヒントがもらえました。)何事も真面目に取り組むこととそれを継続させることが大事だと思い,常日頃から自己研鑽を続けるようにしています。
いままでに成功してきた人たちをみてみると,コツコツ努力を続けることが成功への近道だということがわかります。
これからも小さな努力を積み上げて,大きな成功をつかみ取りたいですね。
努力し続ければ,チャンスがやってくる
偶然のできごとと呼ばれるものの大部分は,実は天才的な努力の末に勝ち取られたもの
チャンスをとらえ,偶然を何かの目的に利用していくところに成功の大きな秘密が隠されている。
独力で活路を切り拓こうとする人間には,それに相応しい好機が必ず与えられる。
必要こそが発明の母であり,困難こそが偉大な成果を生むための真の学校である。
われわれを助けるのは偶然の力ではなく,確固とした目標に向かって粘り動く勤勉に歩んでいこうとする姿勢なのだ。
コツコツ努力を続けることで,チャンスが舞い込んでくることが書かれています。
受験勉強や開発には困難なことが起こります。うまくいかないときこそ踏ん張って,やるべきことや改善策などを継続してやる。難しいのは,本当にこのままこれを続けていいのかということではないでしょうか。間違った方法を継続しては意味がありません。
上手くいかないときは別の効果ある方法などに勇気をもってチャレンジしてみることも重要ではないかと思います。ある程度考えたらあとはやってみる。行動することに意味があると思います。そのPDCAは継続して回したいですね。
ビジネスでは行動が大事
ビジネスでは,頭を使い,熱心に実践していくことが成功の秘訣だ。
どんなビジネスでも,効率よく運営するのに欠かせない原則がある
①注意力
②勤勉さ
③正確さ
④手際の良さ
⑤時間厳守
⑥迅速さ
本からいくら貴重な経験を学んでも,しょせん耳学問の域を出ないという点だ。それに反して,現実世界から得た経験は真の知恵となる
優れた知識はそのまま自分の生活に反映し,優れた思考はそのまま自分の行動に結びつくはずだ。
鋭い直観力,断固たる意志,如才なさ-この三つの資質は,戦場で軍を率いる将軍のように大勢の部下を指揮する人間には不可欠である。
※如才なさ:いい加減ではなく,よく気を使うこと
第一級のビジネスマンを目指すには,さらに,素晴らしい直観力と計画を断固やりぬく強い意志が必要だ。
1000回憧れるより,たった一度でも勇敢に試してみる方がずっと価値がある。
ビジネスでの心得も書いています。
いろいろ本を読んで影響を受けて考えが深まったとしても,実践しなければ意味がなく成功もないということです。本ばかり読むのではなく,学んだことを実践することの方が大事ですね。
先ほども書きましたが,ある程度考えたらDOしましょう!
人生死ぬまで努力すべし
人生における自己修養に終着駅はない
人生という戦いにおいては,われわれは苦戦の連続だ。だが,つらい努力もなしに得られた勝利など名誉でも何でもない。
困難のないところに成功はなく,目標がなければ何ものも得られない。
粘り強さや活力は,最初は他人から与えられたとしても,しだいに本人の習慣として身についていく。コツコツ努力する劣等生は,必ずや飽きっぽい優等生を追い抜くだろう。遅くとも着実に歩む者が,競争では最後に勝つのだ。
「よき友と交われ。さもなくば誰ともかかわるな」
人間死ぬまで努力です。いろいろ読んでいくと,
新しいチャレンジする
↓
前例がないから失敗する
↓
困難にぶつかる
↓
乗り越える
↓
成功する
という流れがあるように思えます。要するに成功するためにはチャレンジすることから始まるということだということです。
幸運にも自分はそうやってチャレンジする友人が周りにいました。(あまり友人は多い方ではないですが)
そんな彼らを横でみていると自分も負けていられないなという気分になります。なんというか自分を奮い立たせてくれる存在でもあります。そういう意味で『良き友と交われ』というのは納得できます。
友人たちは今日も何かにチャレンジして,レベルアップを続けています。
これからの自分
新たな開発,技術の獲得にチャレンジする
そのための学びを継続する
新しいことに取り組むことは基本的に競争がないところを攻めることができます。やり方によればそこでトップになることができます。
また新しいことをやっていくにともない新しい知識を獲得しなければなりません。そのための勉強は今後も続けていきたいですね。
今気になっている技術は,Webアプリ,ビッグデータアナリティクス,セキュリティ技術とか。IoT社会のなかでビッグデータを分析したりすることって今後増えてくると思いますし,やっている人も少ないと思います。そこにAIを使って効率よく・・・。
やることいっぱいです。全部できたらかなりレベルアップできそう!
楽しいと思えることをやり続けましょう!
努力すべし!
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