ちょっと前置きが長いが聞いてほしい。
2020年4月17日現在,世の中はコロナウイルスの流行により世界的に自宅待機モードになっている。自分も今週から自宅待機ということで,1歳の息子とともに毎日を過ごしている。
GWまでの約1ヶ月の間ほぼ育休状態になる。
1歳の息子は超絶やんちゃだ。真正面から対峙するとメンタルが持たない。そこで自分は今年初めに購入したAppleが出したワイヤレスイヤホン,AirPods Proを装備してYouTubeを聞きながら息子とバトルしている。
動画コンテンツとして聞いているのは投資関連動画だ。
なぜ投資関連動画を聞いているのかというと,答えは『現在株価が大暴落している』からだ。コロナウイルスの影響で経済が低迷しており,まだまだ底が見えない状況だ。
世間でもこの状況に乗じてネット証券に登録する人が増えているらしい。
(楽天証券400万口座到達 SBI証券の2倍のペースで増加)
主要ネット証券の口座数推移(楽天証券作成)
みんながやろうとしているからということではなく,株価が下がった今日の状況から投資を始めることで長期的に見て上昇することが期待できるのではと思う。そこで株価が底を打つまで(どこが底かは誰にもわからないのだが)様子見も兼ねて投資の勉強しようと思い投資関連動画をひたすら聞いている。
そこで本記事では,投資初心者である私なりにお金や投資,投資信託について有益だった動画を7本ほど選んだので紹介する。
Contents
投資編
①中田敦彦のYouTube大学『金持ち父さん貧乏父さん』
人生で一度は読んでおきたい『金持ち父さん貧乏父さん』。
私も実はこの動画を見る前は読んだことが無かった。実際読んで良かった。
『持ち家は資産か,それとも負債か?』
という問いに即答で『資産です!』と答えた私。
動画を見て見事に膝から崩れ落ちた。持ち家は『(場合によっては)負債』なのだ。『資産』になるのは,持ち家を賃貸として運用し家賃収入が得られる場合である。
動画は以下の書籍をまとめて説明してくれているので,全体を把握するために動画をみて困空き内容が気になる方は実際に書籍を読むようにすることを勧める。
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実際自分で活字を読んだ方が頭に残りやすいというのが持論だ。
②両学長 リベラルアーツ大学『第54回 株式投資で絶対にしてはいけない8つの投資法【儲からない】【株式投資編】』
結論から言うと以下の8つの投資法について述べられている。
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デイトレードはまあなんとなくわかる。投資の時間軸が短すぎてギャンブル性が高いし。
中長期投資もダメなの?長期でやればリスク減らせるんじゃないの?インデックス投資って安定した利回りが期待できるやつじゃないの?そう思ったのは私だけじゃないはず。
アクティブ運用は株価の変動が大きくて手数料も高かったりするから危険なのはわかる。
バリュー株?なにそれ。
グロース株(GAFAなど成長して今後の株価上昇が期待しにくい)は確かにそう思う。
高配当株投資も行けないのか・・・( ..)φメモメモ
○○国投資も新興国はわかるけど,日本国株,米国もだめなの?世界は米国中心だから米国株(S&P500)最強説じゃないの?
上記のような感想を抱いたのは私だけではないはず。個人的な結論としては,『これら8つの投資法はどれも損する可能性はあるということ理解しておくことが大事』ということ。
それを理解した上で,自分が信じる投資法を選択して誰の指示を仰ぐわけでもなく損しても誰のせいにすることなく,投資と向き合うことが大切だ。
③【投資塾】知らないより知っていた方が役立つ話『eMAXIS Slim【米国株式(S&P500)】VS【先進国株式】どちらが優れているのか!?』
積立NISAを始めようと思うがどの投資信託を選べばいいかわからない。2年ほど前,積立NISAを始める当時の自分が迷ったテーマだ。いろいろ情報収集して結局『eMAXIS Slim先進国株式』に決めた。
ところが,最近投資関連について情報収集するなかで米国株式(S&P500)がおすすめ!といった声が多く見受けられるようになり,『あれ?米国株式の方が良かったの?』と後悔の念に襲われた。
実際のところ,全世界株だろうが先進国株だろうがほとんど米国中心に構成されているのでどれも運用成績は似たような結果になる。
それならば純粋に,米国株式(S&P500)に投資した方が利回りが結果的には良かったということがわかった。
ただ気を付けておきたいのは,全て結果論であるということ。未来は誰にもわからない。この先も米国株がいいかどうかは誰にもわからない。
どの投資信託を選ぶかは最終的には自己判断で決めたい。
コロナショックでおすすめ銘柄編
④バフェット太郎の投資チャンネル『コロナショックで儲かる?米優良株5銘柄』
コロナウイルスで経済が停滞している中においてどの銘柄が有望かについて紹介している。現在の状況では飲食店やショッピングセンターなどほぼ機能していない米国では,小売店,日用品や製薬会社,自宅で楽しめるエンタメ業界が有望とのこと。
動画では以下の5銘柄を紹介している。
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⑤Takao Hirose『投資戦略について 新しいテーマ、経済の見通し ディフェンシブ、バイオを重視』
”じっちゃま”こと広瀬隆雄氏のチャンネルからこちらもコロナショックを受けて今後の投資戦略を語っている。その中で以下の企業を挙げている。
生活必需品を売る企業 |
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医薬品メーカー |
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ミールキット |
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生活必需品を売る企業は有望である。理由は,薬局を兼業している店や,生活必需品など売っている店はロックダウン中に営業することができるため売り上げが上昇することが考えられる。ちなみにウォルマートの売り上げは前年比20~25%ほどで半端なく上昇している。
感染症を治療する治療薬を作るバイオテクノロジー系も有望と言える。中でもコロナウイルスの治療薬である”レムデシビル”を製薬しているギリヤド・サイエンシズは無料で薬を配る(売り上げは上がらないが信用は高まる)ということなので今後伸びていく可能性はある。アメリカは今国民が一致団結使用しているらしく,一番のヒーローは製薬会社であるとのこと。GAFAの次はここで紹介している医薬品メーカーだという。
更に動画では,料理の食材キット(ミールキット)サービスを提供しているブルーエプロンも自粛モードや在宅ワークが当たり前となった社会において流行ってくる可能性がある。消費者が食事の際の食材選びの手間を省く(消費者に食材を選ばせない)ことができ,かつシェフが作った料理と同レベルのものが食べられるという点で非常に効率的なサービスとなる。
保険編
⑥両学長 リベラルアーツ大学『第7回【要らない保険】本当に必要な生命保険はこれだけ【お金の勉強 初級編】』
この動画で学びたいのは,世の中の風潮や担当者から言われるがままにあまり何も考えずに生命保険入ってませんか?その掛け金を投資に回せますよというお話。
生命保険というのは,自分が死ぬことや病気になることに賭けてお金をもらう手段である。よく考えれば,そんな事態にはなってほしくないものだし,自分の人生でそんなことあってはならない。と思うのが当然だろう。
しかしながら人間弱いもので,保険はお守り,もしものために,子どものためにお金を残してあげたいなど何かと理由を付けて保険に入りがちである。
保険にも様々ありいつまで掛け続けるかにもよるが,そのお金があれば健康にお金を使うもいいし,投資に回して増やすこともできる。
今から保険に入ろうかと思っているそこのあなたは,この動画を見てもう少し考えてみるのもいいかもしれない。保険に入ったばかりでも解約手数料がかかったとしても投資で挽回できることもできる。
保険と投資の関係について学んでみよう!
⑦両学長 リベラルアーツ大学『第60回 学資保険は不要【お金の勉強 初級編】』
こちらも両学長の動画。両学長は友人から勧められて見るようになったのだが内容も分かりやすく学べるためおすすめである。
学資保険となると子育て世帯限定になるかとは思うが,学資保険不要というなかなか賛否両論分かれるテーマではある。
結論は一つまえの保険不要論と同様に積み立てるよりも投資に回して増やした方がよっぽど貯まるというもの。
いくら返戻率が106%だったとしてもそれは18年かけて利回り6%ということであり,年理に換算すると銀行に貯金するのと同等だったりする。
学資保険を検討している方は一度動画をみて検討し直してもいいと思う。
最後に
正直他にも面白くてわかりやすく学べる動画はたくさんある。
その中でも投資に対して『よくわからない』,『こわい』,『損するんでしょ』とおびえている初心者がとっつきやすいであろう動画を紹介してみた。
自分もまだまだ勉強中である。
今が投資のタイミングかどうかも正直わからないほど見通しが難しい状況ではある。
そんな投資初心者に近い私なりに以下を実行することに決めた。
- 株価が底を打つまで何もしない
- 夏まで投資の勉強しながら経済状況を伺う
- 動くとすれば11/3の米国大統領選後にどうなるかに注目する
今はどう動くかわからない状況なので静観する。そしてその間に知識武装する。
投資の勉強を始めてわかったのは,投資をすることで国内や世界経済に興味を持つようになった。そしてそれまでは素通りしていた経済関連のニュースをよく見るようになった。
そして日本の政治にも興味がわいてきた。
投資を始めることで自分の働く業界と世界の動きのつながりを感じられるようになった。
このように投資を始めることで,自分に大きな変化を生み出すことができる。
投資は怖い,損するなど悲観的に思うのではなく資産を増やすためにお金の勉強をしているのだと思って投資に向き合ってほしい。
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