【ビジネス】通信教育『Strategy Essence』での学び~現代企業と経営戦略~

ビジネス

現在自己啓発で取り組んでいる経営戦略に関する学びを共有したいと思います。

なぜ経営戦略を学ぼうと思ったかというと,製品開発や新規事業などでどこ(市場)にどんなもの(製品)を売るかといった戦略が学べたらということで受講することにしました。

競争戦略での5F分析やイノベーションに関する内容が盛り込まれていたことも理由のひとつです。

出展は学校法人産業能率大学が発行している『Strategy Essence』です。

通信研修リポートの内容を自分なりにまとめましたので,参考にしてみてください。

 

Contents

企業とは何か

・企業で事業が拡大すると,より多くの経営資源が集まり,より高度な製品・サービスが提供されるようになる。

・企業は継続的に活動することで新たな価値が世間にもたらされるところに存在意義がある。

・企業に課された最大の課題は,他社にはない価値をステークホルダー(Stekeholders:利害関係者)に提供し,ステークホルダーにとってなくてはならない企業になることである。

katapi’s memo
企業とはいかに社会に新たな価値を提供するかである。価値(もの,サービス)とお金を交換するところにビジネスが誕生する。
今の時代を考慮すると,もの/サービス+信用,共感,オリジナリティに対してお金を払うと考えてもいい。

 

企業のステークホルダーと誘引の関係

顧客:賃金
株主:株価の値上がりや配当
従業員:製品・サービスの価値

katapi’s memo
Stakeholderの語源はアメリカ開拓時代の移住民が自分の土地に『杭』を打って権利を主張したことから始まっている。その後アメリカの社会運動の中で概念が変化し,掛け金という意味になり現在の利害関係者という意味に発展していった。くれぐれもSteak(肉)holderと言って肉をいっぱい持っているというのが語源ではないことには注意が必要。

 

経営理念とビジョン

・企業経営では最上位に経営理念をおく
・経営理念をベースにビジョンを設定することが多い
・ビジョンは時代の変化とともに変更する必要がある

 

 

優れたビジョンの条件

①存在の明示:経営理念と連動し,自社存在意義や顧客・社会にとってどういう存在になりたいのか明示していること
②夢・飛躍:成し遂げたいことが明らかで,現状からの飛躍があること
③現実性:経営の現状を勘案し,適度に現実的であること
④社会性:実現することが社会的に意味のあるものであること

katapi’s memo
優れたビジョンの条件を自分自身に当てはめて一人の人間としての価値を考えてみるのも面白いかも。就活生は自分を一人の企業としてまとめてみるのも自己分析にはいいと思う。

経営戦略の要件

①主体性

経営環境の変化に対して受身ではなく,経営者を中心に主体的に行動し,目標を達成することを目指す。

②総合性・大局性

企業経営の大局を捉えて,総合的に企業が発展することを目指す。

③外部志向

3C(Company,Competitor,Custamer)に着目する

④長期志向

長期的(5~10年)な組織の発展を目指す。

⑤未来志向・行動志向

過去よりも未来への働きかけを重視する。

⑥変革志向・独創性

連続的な改善よりも,現状の経営を否定し,非連続的に変革することを目指す

 

katapi’s memo
⑥の『現状の経営を否定し』というのは勇気がいることだと思う。ここを客観的に否定できないとイノベーションは生まれない。現状を打破するために過去を否定するのもあり。

成長戦略と競争戦略

成長戦略とは

企業がドメイン(事業領域)の取捨選択を通じて長期的な成長を目指す戦略のこと

成長戦略の課題

製品・サービスや市場の範囲を拡張することや,そのために最適な事業の組み合わせを決めること

競争戦略とは

各事業で競争優位を構築・維持するための方策のことである。

競争戦略の課題

業界内のポジショニングやコスト・差別化(差異性)など競合他社と比較した場合の優位性の
明確化が課題となる。

katapi’s memo
競争戦略では『優れるな,異なれ!』はひとつの解と思う。(オリラジ中田敦彦先生のお言葉より)

 

戦略と階層構造


企業戦略はどの事業領域(ドメイン)を攻めるかといった方向性を決める点で成長戦略と深くかかわり,事業戦略はどうすれば他社に勝てるかを検討するので競争戦略と結びつきがある。

 

経営戦略のアプローチ

①戦略計画学派

経営者や経営企画スタッフが事前に精度の高い戦略を立案できるものと想定している。

②創発戦略学派

意図せざる事後的な展開が戦略の本質だと考えており,創発が起こる場として組織内部の分析にやや重点を置いている

③ポジショニング・ビュー

企業の経営環境の中でも,外部環境に着目する考え方。(業界分析やポジショニングの検討など事前の計画立案重視する)

④リソースベースト・ビュー

ポジショニング・ビューとは対照的に,企業の内部資源・組織能力に注目している。

⑤ゲーム理論的アプローチ

個々の経済主体にとって最適な選択が全体としては最適な選択とはならない状況を分析するもの。

katapi’s memo
初めて聞いたものばかりだった。新製品や新規事業を考えるときは③でアプローチし,上層部が①をもって判断するというように,自然とこれらのアプローチを取り入れてものごとを考えているように感じる。

 

経営戦略の理解と共有

・経営戦略を全社的に共有できてる企業は,上層部の指示がなくてもメンバーが個別で考えて,変化に対応し確実に成果を実現できる

・経営戦略を施策へと具体化し,実行し,成果に結びつけるのは,ミドル以下のメンバーの役割である。

・経営戦略を理解することは,オペレーションを的確に遂行し,改善していく上でも重要である。

まとめ

経営戦略について基本的な理念や戦略のアプローチ方法を学ぶことができた。

経営者層で考えるべきこと部内レベルが考えなければならないことがあるので,自分が置かれている立場自分たちの戦略を理解して業務に取り組まなければならない。

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