チームや組織をマネジメントするリーダーが知っておきたいビジョンを実行する方法

読書

先輩から薦められて橋下徹氏の書籍『実行力 結果を出す「仕組み」の作りかた』を読みました。

冒頭のはじめにのところで書いてましたが、やはり手を動かしたり、足を動かしたりして実行していくことがこれからの時代に求められているマインドのようです。

Contents

人間関係づくりよりもまず誰もやれない仕事をやりきれ!

反対意見を存分に吐かせ、最後は従ってもらう

しっかり反対意見を聞くことで喋った方もあれだけ言って決めたことなら仕方ないというかマインドにさせることで、決めた後も気持ちよく仕事ができる。

また反対意見を聞いて決めたことはうまくいくことの方が多い。

不満のあるまま進めるのが1番やってはいけないこと。

そして人間関係づくりでは会話や飲み会の量ではなく、仕事をやりきったかどうかで信頼関係が構築される。

リーダーは必要以上に部下に口出ししない!大きな問題を指摘せよ

リーダーはやるべきことに専念し、現場は現場に委ねた方がいい。

自分も規模は大きくないけど、チームリーダーを務めることが何度かありました。

やっぱりメンバーの動きは気になるし、ついつい自分でやってしまいたくなる。

でも思い切って託す。

全体との整合をとることを自分がやるようにしていました。

決断する際に自分の判断基準を設けておく

これも大事だと思いました。

どちらがいいのか迷うことありますよね。そのために自分の判断基準を決めておくことが重要のようです。

では自分の判断基準てなんなのかを知っておく必要があります。

やるかやらないか

大胆なものか、第一歩的なものか

現状維持か変革か

目の前の利益か長期的な利益か

などなど

一度自己分析してみたいと思います。

最後は心証で決める

心証とは腹落ちしたかどうか、つまり感覚的なもの。

最後はどちらか決めないといけない状況になった時、両者の話を聞いた上で自分が納得する方に決めるようです。

弁護士やってただけあって、裁判官のように決めるようです。

リーダーはやることをやって決断する覚悟を持ちましょう!

リーダーが部下を引っ張るメインの力は『共感力』

部下がリーダーに付いて行こうと思うのは、方針や活動に共感するからと橋下氏は言っています。

橋下氏はまず、今までにやったことのない政策をやり切ることで、部下に「ここまでやっていいんだ」というメンタルを植えつけました。

本書で出てくるんですけど、大阪城を民間の管理下にすることで、様々なイベントを呼び込み集客できるような仕組みを作っています。

「チャレンジできる幅」を部下に示すことが大事と橋下氏は言っています。

大きな企業で古き良きを大切にする組織ほどチャレンジしにくい状態にある気がします。リーダーとしてこういう姿勢を示しすことは組織を活性化する上で重要なことのように思います。

上司を動かすためには上司の視点を意識せよ

橋下氏と松井氏が大阪万博誘致の話を安倍総理と菅官房長官に話した際も、大阪の利益ではなく、日本の利益のために開催するべきという旨を伝えて誘致を決めることができた。

似たような話がソフトバンク孫氏の元秘書である三木雄信氏の著書『孫社長のYESを10秒で連発した瞬速プレゼン』にもDIKW理論という相手の立場によって話す内容を変えるというのを思い出した。

参考までに、

担当者レベル→Data(データ)

管理職レベル→Information(情報)

事業部長レベル→Knowledge(知識)

社長・取締役レベル→Wisdom(知恵)

自分よりも立場の上の人と話すときは上の視点を意識して話すようにしましょう。

また上司が判断できるように3つ案を準備するというのも実践したいですね。最善案とその対局案、中間案の3つ。

そしてそのメリットデメリットを比較できるようにしておきましょう。

情報共有、情報開示でチームを1つにする

橋下氏は普段から、世の中の報道や記事についての意見を幹部に一斉送信して共有していたそうです。

それは自分の考えを浸透させるために効果を発揮したようです。

また現場の人たちに直接メールで意見させることで、トップでありながら現場の意見や思いを汲んだ組織運営をしていたようです。

問題なども逐一報告させることで緊急事態も凌いで行ったようです。

個人的に感じるのは問題が起きた時にすぐに上司に報告できて、いかにその問題をチーム全員で解決できる環境や雰囲気を作るかが組織づくりの鍵なんじゃないかなと思います。

ビジョンを作ったら実行させるプランと組織づくりに注力せよ

ビジョンを作るまでは誰でもできるけど、その先の実行プランや組織を作るまで行かなければビジョンを達成することはできない。

(ざっくり言うと)橋下氏は大阪都構想の実現に向けて府知事→市長と組織を渡ることで猛反対だった2つの組織を1つにさせました。

大きな事を成し遂げようとする場合、組織の重要人物にアプローチして事を進める雰囲気づくりから始まり、実家減に向けた具体的な内容についてとことん議論することが必要なんだなと感じました。

最後に

この本を読んで、いかに国を動かすことが大変かが伝わってきます。

橋下氏のキャラ的によくマスコミから攻撃されるイメージですが、そういう外乱というか敵と闘う大変さもあるし、組織づくりや方針を実行する大変さがよくわかります。

橋下さんはその大変さを『』と表現して、その壁と正面から向き合い、1つずつ乗り越えていくしかないと言っています。

自分もこれからは多くのチャレンジを繰り返し、壁を乗り越えてレベルアップしていきたいと思いました。

この本を読んでますます国の方針や県の方針、市の方針などに興味が湧きました。

当事者意識を持って選挙に行きたいと思います!


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