【ゲーミングチェア】AKRacingのシリーズ比較と座り心地について

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本記事では本田翼さんの愛用しているであろう(公式サイトやカタログに載っている)ゲーミングチェアで有名なAKRacingのシリーズ比較と座り心地について紹介します。

Contents

AKRacingってどんなメーカ?

おそらく中国発のメーカだと思います。カタログによると,2000年にAKRacingブランド創始者がレーシング分野に進出し,その4年後に世界最大のレーシングブランドと協業してプロ向けレーシングシートを製造・加工を開始したのが起源のようです。

現在では,100名以上の技術専門家やデザイナー,マーケティングチームが自社にて製品のデザインや製造を行っており,座り心地やデザイン・品質面の高さで市場規模的にも有名なチェアブランドの地位を築いています。

設計思想について

設計思想としては人間工学に基づいて適切な着座位置・座面の高さの検討から,体への圧力を分散させ,背中を包み込むデザイン,ランバーサポート・ヘッドレストに至るまで設計を最適化させて疲労軽減効果を実現させるというものです。

幅広いニーズに対応する

ゲーミングチェアと言いつつもオフィスやカフェが求めるニーズに応える製品づくりもやってまして,座面には専用設計のウレタンが使用されており,体への負荷を分散させ疲労軽減する設計がなされているようです。下図を見るにおしりが座面に包まれるような感覚になりそうですね。

カタログより

サッカースタジアムにも導入されている

AKRacingのシートはプロサッカーチームのFC東京の本拠地である味の素スタジアムのベンチシートに採用されていたり,プロ野球球団ではヤクルトの本拠地の明治神宮球場の監督用シートでも使用されて選手をサポートしています。


テックウインドサイトより

シリーズと特徴

さてシリーズと特徴ですが簡単に以下にまとめました。上からカタログ記載の価格の高い順(グレードの高い順)になっています。後から紹介しますが,価格に差があっても機能的には同じ部分も多いので迷ったらコスト的に下のグレードを選んでもいいのかなという印象を受けました。

シリーズ名 特徴
Premium 最高級モデル。重厚感あるデザインで機能も充実している。
Pro-X V2 ハイグレードモデル。耐久性の高いPUレザーが使用されておりPremiumシリーズと同様に4Dアジャストアームレスト機能が付いている。
Overture スタンダードモデル。カラーバリエーションが豊富。オールマイティな機能。
Nitro V2 基本コンセプトを体現したスタンダードモデル。高耐久PUレザーが使用されている。
Wolf ファブリック生地を採用しており通気性や肌触りに優れている。

※ONE PIECEシリーズは割愛してます。

サイズ比較

続いてはサイズを比較してみました。表を見るとPro-Xが唯一のワイドタイプですが,Overtureと比較すると座面奥行が1cmほどOvertureの方が大きく本当にワイドタイプかどうか疑問に感じます。

座面高さで見るとPremiumが最低でも46.5cm(座面高さ+クッション厚さ)と一番高くクッション厚さを考慮するとNitroWolfが43cmと小さいというのがわかります。

Premium Pro-X Overture Nitro Wolf
全体サイズ スタンダード ワイド スタンダード スタンダード スタンダード
ホールド感
椅子の高さ
129.5~136cm
127.0~134cm
129~136.5cm
125~132cm
124~131cm
座面幅 38cm 39cm 39cm 37cm 39cm
座面奥行 55cm 55cm 56cm 56cm 54cm
座面高さの調整幅
(可動域)
36.5~43cm
(6.5cm)
32~39cm
(7cm)
35~42cm
(7cm)
33~40cm
(7cm)
33~40cm
(7cm)
クッション厚さ 10cm 13cm 10cm 10cm 10cm
背もたれ高さ 93cm 95cm 95cm 92cm 91cm
脚部最大幅 65cm 65cm 65cm 65cm 65cm

機能比較(価格も比較)

機能についてはPremiumシリーズのロッキング機能にチルト機能が付いているのが特徴的であとWolfの張地素材がファブリック(布地)が使用されているいるため通気性に優れているといえます。他はどのシリーズも共通の機能が付いています。

Premium Pro-X Overture Nitro Wolf
張地素材 PUレザー PUレザー PUレザー PUレザー ファブリック
クッション素材 高反発
ウレタンフォーム

(モールド成形)
高反発
ウレタンフォーム

(モールド成形)
高反発
ウレタンフォーム

(モールド成形)
高反発
ウレタンフォーム

(モールド成形)
高反発
ウレタンフォーム

(モールド成形)
ヘッドレスト 付属 付属 付属 付属 付属
ランバーサポート 付属 付属 付属 付属 付属
ロッキング機能
チルト機能あり
リクライニング機能 180°
リクライニング
180°
リクライニング
180°
リクライニング
180°
リクライニング
180°
リクライニング
アームレスト調整 昇降・前後左右・回転 昇降・前後左右・回転 昇降 昇降 昇降
税込価格
(カタログ記載)
60,907円 53,778円 45,600円 43,593円 40,537円

家電量販店で座ってみた感想

ヨドバシカメラにPro-X v2とOverture,Nitro v2が置いてあったので座ってみました。座ってみた率直な感想を言うと『座面が柔らかい!』です。座っててとても気持ちが良かったです。これは上記3シリーズすべて同じ座り心地でした。カタログ表紙にある『気が付けば,いつもここに』の気持ちがよくわかりました。一方で,長時間座っていたら逆に腰に負担がかかったり,腰の痛いときに柔らかいと逆に腰痛が悪化するのではという感想も持っています。それくらい座面のクッション性は高いです。下にヨドバシで置いてあった製品の価格を写真で撮影しましたが,ヨドバシ価格はカタログ記載のものよりも少し高いですね。

Pro-Xシリーズ


Overtureシリーズ

Nitro V2シリーズ

こんな人におすすめ

各シリーズについておすすめしたい人をまとめてみました。機能はほぼ同じなのであとはデザインや色で決めてもいいかもしれません。購入の際の参考になれば幸いです。

Premium 高級なデザインが好きで,チルト機能が欲しい人
Pro-X 座面の厚いタイプを選びたい人
Overture スタンダードなタイプが欲しい人
Nitro コンパクトなサイズで価格を抑えたい人
Wolf 通気性を重視してファブリックタイプが欲しい人






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