意外と知らない?エアコンの選び方について

生活

引越しや季節の変わり目でエアコンを買い替える方も多いのではないでしょうか。我が家も新居への引越しに向けて家電を揃えているところです。その家電の中でも特に選定に困ったのがエアコンで,どのような基準で選べばいいかよく分からなかったので,調べてみました。

今回の記事では,調べた内容を簡単にまとめましたので専門的なことまでわからなくていいからとりあえず基準というかカタログのどこみたらいいかくらい教えてって方向けに書いてみました。

畳数表示について

家電量販店やカタログ見て最初に目にするのはこの畳数表示ではないでしょうか。実際に,家電量販店の担当者に,

私:『12畳のリビングと隣の洋室6畳も合わせて温めたいんですけど』

って相談すると

担当者:『余裕もって20畳は欲しいですね』

みたいなやり取りした経験ありませんか。

これ家電量販店で一番やってはいけないやつです!

 

担当者の方は,顧客の求める畳数以下の製品を売ってクレームが来るのを防ぐために大き目の畳数を推奨するように言っているとか言ってないとか・・・。

 

そもそもこの畳数表示ってなんぞやということなんですが,実はこの畳数表示1964年に制定されたもので,当時の断熱性能に合わせて表示されているものなんです。(調べたらすぐ出てきます)

 

その当時の断熱性能って無断熱住宅とか言われてて,現在の断熱性能の高い住居に対して必ずしも当てはまるものではないというものなんです。

1964年の家のイメージではないけども・・・

なので,畳数表示はあてにするなということをまず頭に入れておいてください。

スペックのどこ見たらいいの?

じゃあ結局カタログに書いてあるスペックのどこ見ればいいのかというと,

  • 能力(kW),冷暖房両方
  • 通年エネルギー消費効率

の2点を見るようにしてください。

某M社の6畳機種について

この暖房能力2.5kWを定格能力,最大能力5.2kWとすると,ラインナップにある6畳から29畳までの各畳数と能力を比較するグラフを作成すると以下のようになります。

冷房よりも暖房の方がパワーが必要なので暖房についてグラフ化しています。
このグラフで注目してほしいのは,6畳,10畳,14畳で最大能力が大きく変化しているところです。(12畳と14畳で大きく差があるのはAC100V級とAC200V級の違い)

これがどういうことを意味しているのか14畳を例に説明すると,14畳タイプも29畳タイプも最大能力としてはほぼ同じということが言えるんです。

グラフ化しないとわからないですよね。これ知って少し驚愕でした。普段そこまでエアコンのカタログ見ないのでグラフ化しなければこんな事実に気づきませんよね。

なので,8畳の部屋なら6畳で良く,12畳の部屋なら10畳で十分ということなんです。もはや14畳以上の部屋では14畳で十分ということですね。

 

通年エネルギー消費効率(APF:Annual Performance Factor)は高いほうが効率が良いので,迷ったら高いほうを選ぶくらいでいいと思います。(上位機種がずば抜けて高い数値ですが,お高い!

 

部屋に適した能力は?

能力を見ればよいということはわかりましたよね。それでは次に知りたいのは,『取り付ける予定の部屋に適した能力っていったいどれくらいなん?』ということではないでしょうか。

 

適した能力を選定するために,電力中央研究所が提供している『エアコン選択支援ツール ASST』というツールを使用すればわかります。

『そんなツール聞いたことないし!』

って自分も思いました。誰も教えてくれませんもんね。(もちろん学校でも教えてくれません!)

こちらのツールでは主に以下のようなことを回答することで適当な能力を算出してくれます。

  • 住まいの地域
  • 断熱等級
  • 部屋の条件(階数,向き,畳数)
  • 使用温度と時間帯
  • 選定時の優先度(省CO2,立ち上がり,省コスト)

試しに新居のリビングを例に南向き,13.5畳としてあとは我が家の状況に合わせて答えたところ以下のように能力を算出してくれました。

  • 高機能機:4.0kW
  • 普及機:5.6kW

高機能機はおそらく各メーカの上位機種で普及機はスタンダード機種ということだと思います。上位機種の方がパワーもあるようで,でも高機能なこともあって高価格です。

我が家の予算的に15万円程度だったので,スタンダードモデルの5.6kW品を探すことにしました。

 

結果的には三菱電機の14畳タイプのスタンダードモデルMSZ-S4021S-W-INにしました。


 

エアコンの価格について

自分はヨドバシカメラで購入しましたが,店頭表示価格は\169,730(本体価格+基本工事込み)だったところを値引きしてもらって\150,000と予算ちょうどで購入することができました。ポイント10%(1万5千円分)とGW特別特典で1万円分のポイントも付いて実質\125,000で購入することができました。

このようにエアコンって値引きしてもらえるので,ぜひ店員さんに交渉してみてください。(というか店員さんの方から安くしますよと言ってくる)

で,このエアコンの価格についてですが先ほど14畳~29畳タイプはもはや同程度の能力という話をしましたよね。なら,エアコンを構成する部品もほぼ同じなのでは?という予測も立てることができます。ここで,29畳タイプも本来14畳タイプと同じくらいの価格なのではという仮説を立ててみます。

<カタピの仮説①>

14畳~29畳タイプが同程度の性能
=使用されている部品性能もほぼ同程度
=同じくらいの価格

その辺気になったので価格.comで某社上位機種の2020年モデルの29畳タイプと14畳タイプの価格変動を調べてみたところ・・・。

2020年モデル29畳タイプの価格変動。結構値幅があることがわかります。

2020年モデル14畳タイプの価格変動。こちらも価格変動は大きい。

最安値を比べると29畳タイプが30万円台で14畳タイプが20万円台と10万円の開きがあるにしても,この価格変動でかすぎじゃないですか。これだけ値下がりしても利益が出るということは発売当初どれだけ稼いでんだっていう・・・。

エアコン業界の裏側がわかったところで,購入するときは最新モデルに飛びつくのではなく,予算内に収まるように旧式のモデルやセールになっている機種を選んだほうがお得かと思います。

 

まとめ

以下にまとめます。

  • 畳数はあてにしない
  • カタログの能力(kW),通年エネルギー消費効率(APF)を見る
  • 最適な畳数は『エアコン選択支援ツール ASST』を使用する
  • 最新機種に飛びつかず,旧式がねらい目

知らずに買うよりも,調べて買えてよかったと思いました。これからエアコン購入を検討している方は改めてカタログの数値を見てみてください。

安い買い物ではないし,毎日の暮らしで使用するものなので良いものを買いたいですよね。

そんな方の参考になればと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました