【日記】どこでやるかではない。そこで何をやるかだ!

日記

今の居場所に不満がある場合、それを悩んだり悔いてモチベを落とすのではなく、置かれた場所でまずは頑張ることが重要じゃないかという話。

 

大学時代に研究室選びの時に友人に言い放った一言。

 

当時、研究室選びは第3希望くらいまで書いて提出し、成績順に割り振られていくシステムだった。

 

割と上位の成績だった自分はほぼ第1希望に入れると思っていたので特に他への探りを入れることもなく第1希望に入りたい研究室を選ぶことにしていた。

 

すると下位のある学生が「友人同士の希望被りを避けるためにみんなで話し合って決めよう」とか言い出した。

 

たぶん入りたいところがあるけど、成績的に難しいから譲ってくれ的な方向性に持ち込みたいんだろうなというのはなんとなく察した。

 

希望提出前のある日。同じ学科の学生が教室に集まった。

 

案の定、人気の研究室には希望者が集まり被りが発生した。

 

どうやら自分が希望した研究室に今回の話し合いの発起人は入りたいらしく、どこそこの企業に入るためにはここ入る必要があるとか何かと理由をつけて思いを主張していた。

 

客観的にみて、「いや、どんな理由があるか知らんけど、成績高い奴が優先的に決められるのは当然の権利だろ」と思った。

 

自分の希望した研究室に希望を出している学生は全員自分の知り合いだった。それぞれなぜその研究室を選ぶのかの理由も把握していた。

 

自分の理由としては,他大学の大学院への進学を希望していたこともあり,一年で教授が退官する予定の研究室で興味のある研究に取り組んでいるところがあったのでその研究室に希望をだした。

 

同じように他大学へ進学を希望している友人もそこを選ぶと言っていたので,配属されてからも受験勉強とか同じモチベで取り組めるしお互い相乗効果があるなと思っていたので,その友人とは一緒の研究室になりたいと思った。

 

他にも一緒に教職免許を取ろうと教職関連の科目習得で仲良くなった友人もいたし,学部時代一緒につるんでた友達も同じ研究室に希望をだしていた。

 

ここで困ったことに,この会議の発起人も実は自分の友人の一人であった。

 

自分が初めて大学になって喋った(当時の場面は今でも記憶に残っている)友人でもあるのだ。

 

そして,彼が行きたい企業も聞いていた。以前からその大手の企業に入りたいと言っていたことも知っていた。

 

いろいろな思いがこの研究室選びに込められているのはわかっていた。

 

だから途中まで静観してみていた。

 

だが,あまりにも発起人の友人が諦めようとしなかったため,一言言い放った。

 

『どこでやるかじゃない,そこで何をやるかが重要じゃないんか』

 

正直偉そうにと思われたかもしれない。

 

でも,これには自分も思いがあって,自分は本当は第一志望だった大学に行きたかったが,浪人の末落ちて第二志望の大学に通っていた。

 

正直不本意だった。

 

でも,結果を受け入れそこで全力で頑張って大学院でリベンジしてやろうと決意した。

だから,大学の勉強をモチベ高く頑張れた。

 

成績順に研究室が決められるのもわかってたので,自由に選択できる方がいいに決まっているのでなおさら頑張った。

 

そんなこともあって,今回の研究室選びで譲る気なんてさらさらなかった。

 

でも発起人のことも知っていたので,あえて言った。

 

『俺はお前のこと前から知ってたから,譲ろうと思う気持ちもないわけじゃない。けど,俺もここまでくるために頑張った。お前は何か頑張ったのか。頑張ったからには優先的に決められる権利をゲットしてもいいじゃないか。だから俺は譲らない。でもお前が他の研究室に行ったとしてもそこでできることがあるんじゃないか。なんならうちの研究室の情報とかお前が行きたい企業に内定した先輩の情報とかをあげることだってできるぞ。お前がその気なら,お前のために俺は動くぞ。』
※お前=発起人。実際『お前』なんて上からな言い方はしてません。わかりやすく今回は書きました。

 

そしたら,発起人の彼はわかったみたいで,『お前が言うならわかった。諦める』と理解してくれました。

 

ほっと一安心。

 

この一言で話し合いも終わって,みんな解散になった。

 

そして最後に発起人の彼から,『絶対大学院に受かれよ!』

 

自分『ああ,絶対に受かってみせるよ!』

 

その夏,自分はかねて第一志望としていた大学院に合格した。ちなみに同じ研究室に配属された全員が同じ大学院に進学するという結果になった。

 

結局配属された全員が同じベクトルで受験勉強できたのは本当に良かった。

 

いまでもその研究室の友人たちとは交流があって自分にとってかけがえのない存在だ。

 

確かに場所や環境は大事で人を変えることもある。

 

でも不本意な場所でもそこで花を咲かせることは努力次第でできる。

 

そんなこと学んだ学部時代でした。

 

ちなみに,発起人の彼は大学院合格後に僕を合コンに誘ってくれた。
嫌われてはなかったみたいです。笑

 

 

おしまい。

コメント

タイトルとURLをコピーしました