今日はテイストを変えて働き方に関する話題について。NewsPicksで働き方改革に関する記事で面白い記事がありました。
⇒味の素が「労働時間1カ月分削減」に成功した、働き方改革の発想とは
内容を簡単に要約した。
営業部門における業務割合の中で移動や会議が多くを占めていた実態に対して,朝礼を無くして客先に直行できるようにしたり,不要な会議をしないなどの対策をとった。
更に『どこでもオフィス』と呼ばれるサテライトオフィスを各地に設けて,会社に行かずとも仕事ができる環境を作った。サテライトオフィスや在宅ワークを活用することで,生産現場の担当者でも,書類作成など現場でやらなくてもいい業務を社外で集中的に行えるようにした。
結果,他の現場担当者の事務作業をすでに現場勤務を終えた社員が手伝うという循環が生まれて残業時間が減った。
Contents
働き方改革として在宅ワークは大いに賛成!
働く際のメリハリは大事です。
しかし、子育て世帯にとって会社だけで仕事するというのは場合によっては不利なこともあります。
例えば子どもが風邪を引いたりすれば会社を休むことにもなります。その頃にちょうど納期の差し迫った案件がある場合やはり家でも仕事がしたいとなるでしょう。緊急時に帰らなければならない、だが仕事もしたい。そんな葛藤に悩まされることがあります。
そういうときに在宅ワークして良いという状態であることで、『今日は帰ろう、家でできるし』というポジションが取れることが重要ではなかろうかと思います。
家で出来ることといえばメール確認や、書類作成などになると思うので、会社では設計ツールを用いた業務だったり、試験などの業務をやっておくことになります。
こういったオプションを持つためにも在宅ワークは賛成です。
会社はいかに社員のプレースタイルに合わせられるか
個人的に働き方改革を成功させるには会社側がいかに社員のプレースタイルに応じた環境を提供できるかがポイントだと思っています。
- 働く場所
∟自分のパフォーマンスが最大に出せるところで - 人事制度
∟自分のプレースタイルに応じて
∟チャレンジしたい人(上昇志向)
∟最低限のことだけ確実にやりたい(安定志向)
そういう意味では外専内標のスタンスでが必要かなと思います。
社内では定量的に評価できる新たな人事制度が導入されようとしています。
簡単に言うとレベルの高いチャレンジングな業務は高く評価され、定型的な誰でも出来る業務、なんならRPA化出来る業務は評価低くなるというものです。
となると必然的に開発業務が高く、事務系業務が低くなるということになります。例えばこの時点で不満の声が出てくるのは予想がつきます。
またこれが期初に上司とすり合わせて自分のやる業務を決めるので、そこで自分の大凡の期末の最高得点がわかってしまうという仕組みになっていて、これではモチベーションが上がりません。
定量評価するということやチャレンジングなことを業務にする人を評価するというコンセプトは大賛成です。
ただ中身の検討に若手社員が入っているかというとそうではないようで、トップダウンで制度を決めているということらしい。
これからの制度の中で働くのは若手社員だから若手社員がガッツリ制度作りに参加するべきだというのが持論です。
まずは小さな組織で変えてみる
大きな組織を動かすのは相当なパワーが必要になりますが、小さなチームなら変えられます。
まずは自分のチーム(部、課レベル)で実践できることは取り入れてみる。
効果があれば少しずつ波及させれば良い。
すぐにスケールアップさせるから失敗する。
こんな制度を来季から導入しまーす!って言われても何それ意味わからん!てなるのがオチです。
それよりはなんかどこそこでやってるあれ結構いいらしいよ。我々もやってみようか?みたいなノリの方がウケますよね。まずは小さな範囲でトライアルしてみて徐々に仲間を広げていきましょう。
まとめ
これからの働き方に関してまとめます。
- 在宅ワークというオプションを増やす
- 社員の働き方の選択肢を増やす
- 小さな組織でトライして変えていく
働き方改革に正解はないので、いろいろ試してみてその組織に合ったモノを続けていけばいいと思います。
もちろん改善を継続させながら運用していきましょう。
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